高速道路のサービスエリアで休憩となる。トイレの後、どこにでもあるコンビニで食料調達する。『野菜スティック』
見た目のボリュームが値段を鑑みると小さすぎるような気がするが、
他の調理品よりは悪くない選択肢に思えたりする。
横から
『キュウリは何切れでいくら、キャベツはいくら、、、』
というお経が隣から聞こえてくる。
野菜をサクサクと切り刻んだものが、
円形の筒にポンと置かれているだけではない。
その筒には味噌を詰めた帽子が被せられている。
必要か充分かはともかく何かしらの価値、価格が付けられているはずである。
常識のある皆さんはご存知かも知らないが、
無知な僕にはよく分からないため、
どのような物質に価値が込められているかを商品ラベルから転記するとともに、
意味が分からなかった物質については、その意味を辞書で調べて僕の理解した内容をごく簡単に、ここに記述することにした。
なお、一般的な辞書なりに記述されている内容を、無知な僕が確認しただけの結果であることは、
予めご了解頂ければ幸いです。
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(以下、[ ]内が自分が理解するために追加した説明文)
きゅうり、だいこん、
カップ入りソース(マヨソース[マヨネーズを混ぜて作るソースの一般名称と思われるが、原材料の一員となっており、この想像案が正しいかどうかは不明]、
マヨネーズ[油と酢と卵を混ぜたもの]、
味噌[何かの穀物、塩、麹[穀物、コウジカビ]、
豆板醤[空豆、唐辛子、麹[穀物、コウジカビ]]、
だし[写真からは文字が読み取れない]、
料理酒[料理に使える種類や飲料よりも料理に最適、といった定義があるかどうかは不明だが、一般的に料理に利用される日本酒[米、麹[穀物、コウジカビ]、水]、
とうがらし、にんじん、キャベツ、
トレハロース[保水力を持ち、また臭みを消すなど多様な機能を有する糖]、
乳酸Ca[カルシウム剤や(意味は分かりませんが)味を整えるために利用]、
調味料(アミノ酸等)、
酒精[エチルアルコール:過剰な発酵を抑えるのに利用される]、
ph調整剤[クエン酸やグルコン酸等の酸性/アルカリ性を調整するための添加剤。弱酸性にすることにより、菌類の繁殖を防ぐために利用されることがある]、
増粘剤[液体の粘性を高めるために利用される](タマリンド[マメ科ジャケツイバラ亜科タマリンド属の常緑高木]、
加工デンプン[化学処理を加えたデンプン[参考 ※3])、
グリシン[アミノ酸の一つ、甘味/静菌作用による日持ち向上等のために利用される]、
酸味料[クエン酸やリンゴ酸といった食物に酸味を与える添加物]、
香辛料抽出物[化学的に抽出した香辛料有効成分であり酸化防止や日持ちを向上するために利用される]、(原材料の一部にりんごを含む)
※1 おかず【御数/御菜】:《数々取り合わせる意から。もと女房詞》副食物。お菜(さい)。
『デシタル大辞泉』
※2 原材料:製品のもとになる材料。原料と材料。
原料:ある物品を作るもとになる材料。
材料:ものを作るとき、そのもとにするもの。
以上『デシタル大辞泉』より
加工食品の共通表示事項
原材料名 |
食品添加物以外の原材料は、重量順に一般的な名称で記載。食品添加物は、重量順に食品衛生法に従い記載 |
※3 独立行政法人 農畜産業振興機構 『デンプン11品目の新規指定について』
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調べるのが面倒になり、だいぶ横着した内容だが、
ただ生野菜を食べるにも、農家の方々のご苦労だけでなく、
長い年月に渡り、多くの人々により蓄積された労力と価値が
野菜スティック(ピリ辛味噌マヨ)の値段には込められていることが分かる。
さて、その蓄積された実績をどう評価するかは、
また別の問題である。
あなたはどのように評価しますか?