1┃病気を治すためには
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最近、総合診療科に行った。
町医者に行く手が、国が進める治療方法、となるのであろうが、
適当な医者を探す、という行為は結構面倒であると思う。
一度、病院に行くと、他の病院を試すのは、失礼に思ってしまうことも
あるであろうし、第一、会社を何度も休むのは気が引けてしまう。
そんなわけで、大学病院の総合診療科に行った。
受付で渡された症状を記述する用紙には、
『診て欲しい症状を一つ書くように』
といった内容が書かれていた。
ここから、通常、病院は患者とどのような会話を繰り返しているか想像できたので、
この時点で、身体を診てもらうことはあきらめた部分はあった。
それでも、症状を記述する欄自体は、大きなものであったので、
表面上に現れている症状をメインに、
身体に感じるあらゆるセンサーからのヒントを、ひたすら書きなぐってみることにした。
しばらくすると、厳しいビジネスマン風情の看護師がやって来た。
案の定、記述した症状に直結する科を受診するようにと指示してきた。
細かく用紙に書いていたためか、看護師は冷静かつ論理的に、私の説得にかかってきた。
仕事の交渉のようなやり取りが数分の間続いたが、
『ウェブサイトを見て、人の体を統合的に診察する場所であると理解していたのですが、 誤解でしょうか』
という問いかけに対し、
丁寧、かつ素直に
『その通りですが、保健医療制度の中、病院は運営しているのです』
といったことを言われてしまうと、
『分かりました』と、引き下がるしかなかった。
こんなことが、最近あったためか、
先日リハビリ師とは、次のような会話で盛り上がってしまった。
『エビデンスがないと認められない治療なんて、あり得ない!』
人間が、完全にデジタル化される世の中が到来すれば、
全てが理解された前提で、問題が解決されるようになるのかもしれない。
自分のことは、結局は、自分しか分からないし、
自分の身体を一番正確に感じられるのは、自分しかないはずである。
他人に正確に理解してもらえる時代。
その時代の良し悪しはともかく、今の時代は、歴史的に養われてきた、
時に明確であり、時に曖昧な知識を使って、自分の感覚を下に、
状況により医師の助けを借りながら、
自分の身体の全体を感じて理解しようと試みながら、
自らの意志で考えて肉体を整えることが正論であり、また必須なのであろうと思う。
(外科的治療については、完全に医師に依存するしかないが)
2┃米国大統領選挙
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トランプ氏が大統領に選ばれてから、
報道で、TPPであるとか安保に関する内容とか単発の項目についての影響は論じられているように思う。
また、トランプ氏 を『悪』として、世界情勢の不安定化を憂える内容が多いが、
現在の世界の動きと日本の現状への総括という視点が少ないように感じてしまう。
(テレビや新聞報道、ネットなどを丹念に見ているわけではないので、誤解かもしれないが)
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□トランプ経済策 保護主義は全世界の不利益だ
2016年11月11日 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/20161110-OYT1T50184.html
□[FT]世界の自由主義を脅かすトランプ氏(社説) 大統領になれば変わるのか
2016年11月11日 日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO09379860Q6A111C1000000/
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個人的には、今、議論すべき内容は、単発の項目に関するリスクの云々よりも、
『アベノミクス』に対する総括/評価と、その結果に基づく対策検討
という発想しか頭に思いうかがないのであるが、間違いであろうか?
特に頭を巡らしたり、色々調べたわけではないが、
素直に考えれば、自然にそのような発想になるのかと思うのだが。
私は、感覚的におかしいのだろうか。。。
理想的な解決を思いつくのは困難であったとしても、
現実を正面から捉えることは、前に進む方法を考えるときに重要だと思う。
終わり
以下参考
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┃★人生の縮図
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☆彡 産業空洞化 …──────────────────────────
【知恵蔵2015の解説より】
https://kotobank.jp/word/%E7%94%A3%E6%A5%AD%E7%A9%BA%E6%B4%9E%E5%8C%96-183310
『(省略)産業空洞化は当然の流れともとらえられるが、デフレに悩む日本では深刻な問題になった。
解決策は、グローバル経済の中で、日本が新たな産業構造に転換すること、すなわち、より産業の高度化(高付加価値化)を進めることである。』
☆彡 バブル …────────────────────────────
【次のウェブサイトより】
http://www.kyoritsu-wu.ac.jp/nichukou/sub/sub_gensya/Economy/J_Economic_History/Bubble.htm
『バブルとは、経済が実力以上に泡(バブル)のようにふくらんだ状態をいう。』
【知恵蔵2015の解説より(バブル=資産インフレ)】
https://kotobank.jp/word/%E8%B3%87%E7%94%A3%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%95%E3%83%AC-4145#E7.9F.A5.E6.81.B5.E8.94.B52015
『地価、株価、貴金属などの資産価格が、上昇する状況を資産インフレという。
投機により資産インフレが高進、適正価格から大きくかけ離れたときに生じるのがバブル(泡)であり、
一般に「資産価格と適正価格との乖離(かいり)分」とされる。
バブルは投機熱が収まると弾け、姿はもと(適正価格)に戻る。』
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┃★日本の成長戦略
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☆彡 アベノミクス …─────────────────────────
【わかる!国際情勢 Vol.118 アベノミクスと経済外交(外務省 2014年8月13日)より】
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/pr/wakaru/topics/vol118/index.html
『グローバル化により,日本経済と世界経済が互いに影響を及ぼし合う中,
「成長戦略」では,日本の企業や人が積極的に海外市場に打って出るとともに,
「世界のヒト,モノ,カネ」を日本に惹きつけることで世界の経済成長を取り込み,
日本の成長につなげていこうとしています。』
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┃★日本の現状分析の例(2016年4月)
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☆彡 中間層衰退 …──────────────────────────
【衰退を続ける日本の中間層‐中間層衰退が示す構造改革の「担い手」不足‐
みずほリサーチ April 2016 みずほ総合研究所執筆の記事より】
http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/research/r160401point.pdf
(「米国よりも深刻な日本の中間層の衰退」と消費増税再延期の決断をする見込みを紹介。)
『◇問われる課題に向き合う誠実さ
今さら言及することではないが、仮に消費税が再延期されたとしても、
日本経済にとってそれは単なる一時しのぎに過ぎない。
むしろ日銀による実質的な財政ファイナンスが行われている現状に鑑みると、
日本国債に対する信用低下やそれに伴う金利上昇の影響が懸念される。
本来、我々が取り組むべき最優先課題は所得の底上げであり、
それを可能とする構造改革である。』
☆彡 日経平均株価 …────────────────────────
【日経平均株価(月末値)の推移(Wikipediaより)】
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/6d/Nikkei_225%281970-%29.svg
☆彡 日経平均株価 …────────────────────────
【日本のGDPの推移(世界経済のネタ帳より)】
http://ecodb.net/country/JP/imf_gdp.html
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┃★日本政府対応(2016年5月、6月)
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☆彡 日本政府の現状分析 …──────────────────────
【平成28年5月27日 G7伊勢志摩サミット議長記者会見
首相官邸ウェブサイトより】
http://www.kantei.go.jp/jp/97_abe/statement/2016/0527summit.html
『ここで、もし対応を誤れば、世界経済が、通常の景気循環を超えて「危機」に陥る、
大きなリスクに直面している。私たちG7は、その認識を共有し、
強い危機感を共有しました。
そして、新興国経済に弱さが見られる今こそ、G7がその責任を果たさなければならない。
G7で協調して、金融政策、財政政策、そして構造政策を進め、「三本の矢」を放っていく。
そのことを合意いたしました。アベノミクスを世界で展開してまいります。』
☆彡 日本政府の対応 …─────────────────────────
【平成28年6月1日 安倍内閣総理大臣記者会見(消費税率の引上げの延期について )
首相官邸ウェブサイトより】
http://www.kantei.go.jp/jp/97_abe/statement/2016/0601kaiken.html
『世界経済が直面するリスクについて、G7のリーダーたちと伊勢志摩サミットで率直に話し合いました。
その結果、「新たに危機に陥ることを回避するため」、「適時に全ての政策対応を行う」ことで合意し、
首脳宣言に明記されました。』
『一億総活躍社会というのは、皆が活躍できる社会であります。
であるからこそ、その結果は間違いなくそれを進めていけば、
中間層はより厚くなり、
そして、いわば欧米で起こっているああした一部の人たちに富が集中する、
一部の人にしか機会がないという社会ではなくて、
皆にチャンスがある社会を創っていく。皆に機会がある社会を創っていく。
皆がそれぞれ才能を生かしていくことができる社会を創っていくということが、
我々が進めている一億総活躍社会であり、
正に今回の伊勢志摩サミットで指摘された議論は、我々が進めてきた議論、
やるべき政策と方向性の一致するものであったと、このように思っています。 』
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┃★世界のリーダーたちの動きの例
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■2016年6月24日 英国は国民投票でEU離脱の結果
◇なぜ英でEU離脱論?(Q&A)
2016年2月20日 日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM20H57_Q6A220C1FF8000/
■2016年11月11日 米国 トランプ氏大統領選挙勝利
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以上