LINEのようなコミュニケーションツールが流行っているが、
私も同様のアプリは使っているため、
どのようなものであるのか全く知らない訳ではない。
僕にはチャットを好んでいた時代があったが、
メールを含め絵文字を使ったことがなかった。
LINEのようなコミュニケーションツールには
絵文字の発展形と言えば良いのか、
全くの別物であるのか知らないが、
スタンプという自分の気持ちを伝えるためのツールがある。
僕は初めはスタンプを利用していなかったが、
人よりつまらないと咎められたこともあり、
あまり拒否してばかりではまずいかと思い利用するようになった。
僕は無料のものを利用しているが、
販売されているものを購入したり、景品としてあるものを手に入れて利用することが、
一般的にあることのようである。
今日、自動販売機を目の前に、
スタンプの景品を人の目を引くためのネタとして掲示されているのを見た。
『こんな風に人と人との媒体となる感情が、
自分とは違う個人の感情の物理的描写物が景品として人に配られ、好んで利用されるものなんだなあ』
こんな風に少々馬鹿らしく思ってしまったが、
すぐに自分でその考えを否定した。
人に分からないもの、知らないことは伝わらないし、
皆んなと共有できるものを媒体とするのが楽でもある。
現実、そうしなければやり取りが困難なだけでなく、
叩かれることはよくあることであろう。
元々、物理的に人と人が面を合わせていても、
何が表面に現れているかは分ったものではない。
所詮使い方次第であり
ネットと現実を全くの別物と決めつける風潮があるが、
本質的には何も変わらないと思う。