新しい物を造り出し、世の中は発展を続けている。
ビッグデータ、IoTの時代。
混沌さを助長する曖昧を排除するために、
世界の全ての物体は数値として集約されていく。
そのデータは、処理/分析され、
より良い世界の構築に向けて、全ての問題を解決しようとする。
『地球を守ろう(save the earth)』
子孫のため、人類に都合のより環境を維持しよう、という活動がある。
その『地球を守ろう』という活動と一致する行為であるのか分からないが、
人が接する生活環境は、人により創造されてきている。
ラーメンを食べ、舌にヒリヒリと残る味を感じながら考える。
今、環境の創造だけでなく、人間の創造が行われている。
人の体はそれぞれ異なる訳であり、
万人に向けて準備された治療が、あなたに最適なものであるわけではない。
もしかしたら、それは最適でない、というだけでなく、あなたにとっては害を与えるものであるかもしれない。
電子カルテ、医療の情報化が進み、
その人の実態は、遺伝子から見た過去や、親族のデータを含めた解析により、
数値で表現できるようになっていくのであろうか。
そして、あなたに最適なものを準備するための分析が行われるようになり、
必要な臓器が作られるはずであるので、より安心して生きていくことができるようになるであろう。
環境と人の中身の創造。
都市での生活において、人の手で造られずに残る物は何であろうか?
脳により映し出される光景は、他人には分からない訳であり、
その事実は、今も未来も本質的には何も変わらないのかもしれない。