久しぶりに駅に程近い回転寿司屋に入る。
あまり高くなく、味もそこそこであり、
いま流行りのチェーン店よりも少し冴えない感じもあるが落ち着いた感じのところで、
家で食事を作るのが面倒な時に入店している。
やっぱりここは安くて味も悪くないしいいね、
と言いながら外に出る。
店のガラスの前に垂れ下がる簾に髪がかかっており、
どうやら今月で閉店となるそうである。
そこに書かれた文面がただしいのであれば、
町の再開発の煽りをうけ撤退することになったそうである。
再開発について、市の計画を見ると次のようなことが書いてある。
『現状の問題点:
魅力ある施設が少なく、他都市への購買層の流出が激しい。
整備課題:
魅力ある駅前地区にふさわしい各種施設の配置を検討する。
集客力のある店舗、専門店の誘致を検討する。』
正しいことを進めているのかもしれないが、
何かがなくなっていくのは寂しさもあり、
その気持ちと一緒に魅力ある何かも併せて捨てられ時に流され消えてなくなるのであろう。